家族と共に私も進化!
パートで叶える柔軟なライフバランス
独身時代から仕事をすることが好きだった私。
仕事が目標だったり、仕事以外で目標を作ったり、自分一人で達成できる目標は全部達成してきました。
でも、そんな中、パートナーを必要とする「結婚と妊娠」を経験し、「このタイミングだ!」と思い大好きだった仕事をやめました。
それでも、仕事をすることは自分の心に大切に閉まっていた目標。
現在は、子どもが少しずつ手から離れてきて、ダブルパートタイムを始めることができるようになりました。
自分が仕事をすることで子どもに何か伝えられることがあるし、子どももおのずと主体的になり、自分も新たな目標に向かって進化していける、今はその状況が心地よいと感じています。
Q:なぜ、Wワークのパートを選んだのですか?
A:まず、子どもから手が離れたら仕事をしたいという考えがありました。長女が満3歳で幼稚園へ入園したら働きに出ようと決めていました。
そして、そのタイミングにちょうどNPO法人よしかわ子育てネットワークが運営する子育て支援センターふぁみりんぐのスタッフをしませんかという声がかかりました。もともと長男が小さい時にプレイパークによく遊びに行って私の支えとなったので次は私がお外遊びが好きな子どもたちやお父さんお母さんとふぁみりんぐの橋渡し的な役割が担えればと思って仕事を受けました。
でも、ふぁみりんぐでのお仕事は週1回程度の勤務だったので、もう1つパートを始めて、結果パートタイムのWワークになりました。
Q:パートを選ぶ時や、仕事をしてみて葛藤や課題はありましたか?
A:仕事を始めてすぐは、ごちゃごちゃのスケジュールを組むのがストレスでともかく苦痛でした。
子育てと家事は手放せないので、Wワークのうちどちらかの仕事は辞めようか1〜2年はずっと悩んでいました。それでも、どう転ぶかわからなかったから、今手放すのは早いかなと思って、「もうちょっとがんばってみよう」と思って継続して、仕事を始めて3年経ったくらいから落ち着いてきました。スケジュール組みが上手になった!これがWワークをやってよかったと思っていることです(笑)。
Q:忙しすぎて、家事がおろそかになることはありませんでしたか?
A:家事はいい加減ながらに、できていたと思うけど、はじめから子どもの手を借りようと思っていたから、どうにかなっていたと思います。
自分が仕事が好きだったから仕事を始めたのもあるけど、私が仕事をすることで子どもに家事を手伝ってもらったり子ども自身も成長させたかったのもあります。常に自分がいたら「ママ暇じゃん、やってよ」と甘えられてしまうので、子どもに「できないからお願い」と投げてしまえばやってくれるかなと考えて、あえて自分を忙しくして、子どもたちが自主的に動けるようにしました。
それに、年々子どもができることが増えてきて、まれに「ご飯作ってあげようか」とか言われるとうれしいんです!子どもが大きくなって本格的な反抗期に入ると親も子もお互いのがんばりを受け止めるのが難しくなるかもしれないから、小さいうちからママが働きにでて「ママも仕事がんばっているからぼく/わたしも自分でできることはする」みたいに子どもにも成長してもらえたらと思っています。
Q:義父母の協力はありましたか?
A:義父母は農業をしていたので、どちらかというと手伝ってもらうより手伝う方が多かったです。3人目を妊娠するまでは、毎日私がご飯当番だったくらいで・・。でも、子どもが成長するにつれて、同居で助かったなと感じています。子どもが「ただいま」って帰ってきた時に誰かが家にいてくれると安心です。
Q:パートWワークするにあたってパートナー(夫)の反応はどうでしたか?
A:良くも悪くも変化はありませんでした。旦那も農業を手伝っているので、忙しいので。言えばやってくれるというスタイルなので、あえてやらざるを得ない環境を作ったこともありました。それに、夫はねぎらいの言葉をたくさんかけてくれて、「自分で決めてWワークしているんだから!」という言い方はしません。
それに、仕事をした一番の理由は、私、家事が大っ嫌いで。家事の手を抜く言い訳をずっと考えていたの。子どもが小さければ子どもを言い訳にできたけれど、子どもが大きくなってきたら日中暇じゃないの?と言われかねないじゃん。だから仕事を入れたっていうのもあります。
「お仕事をしていると、家事も行き届かないよね」と思わせるように仕向けたっていうのもあります(笑)
Q:今、振り返ってみて、幸せですか?今の生き方・働き方に満足していますか?
A:めっちゃ満足! 今のスタイルを選んでよかったです。
結婚前は自分主体で生きていました。結婚後は、独身時代にやりたいことはやったという感覚があったので、結婚を経て出産した子どもがいる家族と言う中で自分も変化できるような仕事をしたいと思っていました。
その結果、正社員よりも職種の幅や時間が自由な、選択肢が広いパートを選んだのですが、パートを選んだことで、子どもの成長するにつれて時間や働き方を変えられて満足しています。時間や仕事量の融通が利くのはパートのいいところだと思うし、自宅から近いところで働くことで、子どもに何かあったときにも対応しやすいのもいいところです。
それに、長く同じところで働いているから、めちゃくちゃ融通が利くので、家族の形にどんどん合わせられています。結果的に、私も含め子どもも成長したって思いたい。
今、パート先で試験も受けていて、仕事のスキルアップを目指しています。自分が仕事面で成長していきたいというのもあるけど、がんばっている姿を子どもに見せたいっていうのもあります。今、子どもがやりたいことだけをやりたい時期に入っていて、「やりたくないこともやるんだよ!」っていう姿も見せたいと思っています。
Q:今後の目標や、今後どう変化させていこうかというプランはありますか?
A:まだ先だけど、正社員へのステップアップを目指そうかなと思っています。なので、正社員になるためにも今試験を受けたりスキルアップをしています。
はじめは今働いているところで正社員を目指そうとは思っていませんでしたが、今の職場で正社員を目指した方が確実かなと思い始めています。それも決して嫌ではなく、そうしたいなと思っています。子どもから自分の手が離れた今、やっと自分の時間が持てるようになって、趣味もできるようになって、仕事もできるようになって、今が楽しい。今が一番いい時だなと思っています。
子どもが親が口で言ったって聞こえない・理解できない反抗期に入ってきているから、言葉で通じないからこそ、私が楽しんでいる姿やがんばっている姿を見てもらって学んでもらえたらと思っています。これが成功かどうかは数年後のお楽しみですね(笑)
Q:最後に、パートで働きたい・働こうかなと思っている方へメッセージをお願いします。
A:絶対妥協したくないところと妥協してもいいところを自分の中でしっかりと決められたら、その後の動きは早いと思います。子どもが優先なら働く時間帯や時給、家からの距離とか、マストは絶対おさえて、ほかの重要ではない部分は、「今は重要じゃない」と割り切って仕事を探した方が選択肢も広がります。結局その選択がどこに繋がるかは誰もわからないし、あまり色々考えずに譲れないことだけをしっかり持って仕事を探すことが一番だと思います。パートの良いところはフットワークの軽さ。譲りたくないものだけをしっかり持っておけば、パートで満足して働くことはできると思います。